インテリアコーディネート事例 W様

お手持ちのインテリアや雑貨にちょっとしたエッセンスを入れて、理想の空間に!

インテリアコーディネートの事例です。

ご自宅でパソコンやカメラ教室をされていらっしゃるW先生から、アトリエ(カメラ教室・撮影ルーム)のインテリアについて、ご依頼をいただきました。

現状の家具はそのままでアトリエをもう少しおしゃれにしたい、またアトリエ入口正面の壁に設置された換気扇(現在は使っていない)や埋込パネルをスッキリきれいにしたい、そのほか、リビング、洗面所、トイレについてもおしゃれなインテリア雑貨を教えてほしいとご依頼いただきました。

アトリエ Before

アトリエの写真です。マットレスは撮影用パネルの置き場になっていたり、撮影機材が部屋の中心に置かれたままになっています。また照明も蛍光灯で事務的にみえます。

アトリエ正面壁 before

アトリエ入って正面の壁。今は使っていない換気扇、以前設置していた換気機器の跡を埋めたパネル、コンセントが目立っています。アトリエ入ってすぐに目につく場所なので、換気扇を外して壁を埋めてスッキリとキレイな壁にしたいW先生。しかし換気扇を外すと壁を埋める大工工事が必要になり大掛かりになるので、そこまでの工事はしたくないとのこと。さて、どうやって解決しましょうか。。。

リビング全景

リビングのソファとスツール Before

リビングです。W先生がお好きなクラシック調でまとめられた素敵な空間です。スツールは買い換えたいとのこと。ソファにクッションを置いてアクセントになる色が入ってもよいかなという印象を持ちました。

洗面所・トイレ Before

洗面所、トイレもベージュや茶系まとめられていますが、フォーカルポイントになる少し色味のある雑貨があってもよいかなと思います。


プラン案

アトリエのプランを検討する前に、W先生のお好きな空間イメージの画像を集めていただきました。そしてイメージ画像を分析し、ホワイト系、シャビーシックで女性らしい、エレガントなイメージがお好きなことがわかりました。これらを参考にアトリエのインテリアコーディネートを考えました。

コンセプト:フレンチシャビーシックなアトリエ
キーワード:プチトリアノン、クラシック、ロマンティック、シック

W先生やレッスンに来られた生徒さんがエレガントで素敵な空間で、撮影を楽しんでいただけたらいいなと思いプランニングしました。
リビング、洗面所、トイレについては、現状のインテリアが気に入っていらっしゃることから、そこにちょっとアクセントになる色味のインテリア小物を追加、配置を提案しました。プレゼンテーションしたあと、ご一緒にインテリアショップを巡り、さらに検討を重ねました。


アトリエ Before After


写真の機材類を死角になる場所(写真のボディーが置いてある奥)に片付けられるようマットレスの位置を変え、撮影パネルは棚の背面にしまうことにしました。ベッドカバーもエレガントな雰囲気のものを選びました(フランフランで購入)。入口から対角線がフォーカルポイント(部屋の中で人の視線が集まる場所)になるようにクッションやウォールデコレーション(どちらもフランフラン)を設置して華やかさを演出。現存の棚や机の家具が赤茶色系なのでそこから色味を抽出してスモーキーピンクのクッションにし、ホワイトのクッションとウォールデコレーション、シルバーグレーのクッションとブルーグレーのベッドカバーでなじませています。物置だったマットレスですが、ソファがわりになりました。また姿見(モビリグランデ)を置いて広がりがでるように、撮影時セルフチェックができるようにしました。さらに蛍光灯をシャンデリア(イケア)にしました。このシャンデリアは高さ52㎝なので、撮影に邪魔にならず、それでいてエレガントな雰囲気を出すことができました。

アトリエ正面壁Before After

アトリエ正面の壁、最後の最後まで考えた末、パネル(「貼るだけクッションティンパネル」壁紙屋本舗)を貼って解決しました!腰壁あたりまでアクセントに貼ろうかなと検討していたパネルが換気扇の大きさにピッタリだったので、換気扇は現存のまま、その上にパネルを上にはり、以前の換気機器を埋めたパネルやコンセントの上にもパネルを並べてアクセントにしました。換気扇の厚みにそろえるため、コーナンで同じ厚みの発砲スチロールを買って土台にして、貼っています。W先生の御用達の職人さんがキレイに仕上げてくださいました。

パネル下に配置したグリーンはシリンダー型フラワーベース(高さ68㎝、イケア)に生枝(ドウダンツツジ)を生けたものです。観葉植物の維持管理が苦手な方、またフェイクグリーンでは物足りない方は、生枝を生けるといいですよ。

お手持ちの家具(赤茶色系)はそのまま使ってコーディネートのご依頼でしたが、一応、コンセプトに合うホワイト系の家具を提案したところ、W先生いつか買い換えたいというお気持ちになり、今後ゆっくりショップ巡りして、ホワイト系で探していくことになりました。時間をかけて理想の空間を作っていく楽しみが出来たと喜んでいただけました。


リビング After

リビングはクッションとスツール(フランフラン)を入れました。茶系の家具や赤地のじゅうたんに対してアクセントになるよう紺色地に赤いチューリップ柄のクッション(イケア)にしました。ほかにブルーグレーの麻のクッション(イケア)、ソファと同系色のベージュのクッション(アクタス)をプラスしています。
また、秋・冬は麻のブルーグレーからベルベット調のピンクのクッション(イケア)にして暖かみが感じられるようしました。

リビングテレビ背面照明

またテレビ裏にお手持ちの照明器具を置いて、間接的に照明の明かりや影を楽しんでいただけるようにしました。


洗面所After

洗面所もクリスタルな雰囲気の卓上鏡とコップにしてエレガントに。入口から対角線になる右奥にフラワーアレンジメントや雑貨でフォーカルポイントになるようにしました。ピンクのお花で華やぎました。


トイレ After

トイレには、アトリエにあったお手持ちの鏡を設置し、スリッパ(フランフラン)やタオルの色にパープルを入れました。鏡があると、生徒さんが来られた時にちょっとトイレのついでにメイク直しもできます。また吊り下げタイプのフェイクグリーンやちょっとしたモノを置けるようウォールシェルフを今後取り入れる予定です。


アトリエのインテリアコーディネートにリビング、洗面所、トイレのインテリア雑貨をご提案させていただきました。W先生にとても喜んでいただけて、早く生徒さんに見ていただきたいとおっしゃっていただきました。色々と考えてプランを作成したので、うれしい限りです。ちょっとした模様替えでも空間の印象はとてもかわります。W先生のコーディネートをさせていただいて、私もとても勉強になり充実したお仕事ができました。W先生ご依頼ありがとうございました。